リネージュM(LineageM)で実装予定の定額制課金アイテム「ドラゴンの宝玉」について費用対効果などを考察し、まとめているページです。”葉っぱ定額制”ともいわれるこのアイテムは、どのような人に向いているのでしょうか。
リネージュMの運営チームが幾度も言及してきた”葉っぱ定額制”こと、「ドラゴンの宝玉(ドラゴンの保護)」の実装が近いようです。
本日アインハザード定額こと「ドラゴンの保護(仮)」を含むバージョンをストア審査に回しました。ストア審査通過後直近の定期メンテナンス時に実装予定です。(川南) pic.twitter.com/furnHYnux7
— リネMサービスチーム (@LM_JP_Staff) October 18, 2019
リネージュMは、狩りをして経験値を得ると「アインハザードの祝福(以後、葉っぱ)」を消費します。葉っぱの数が一定値以下になると様々な制限がつくシステムになっているため、多くのプレイヤーがこの「ドラゴンの宝玉」を待ち望んでいました。
ここでは海外の状況や日本の運営チームの発言などから推測できる仕様と、その”コスパ”を考えていきます。本記事のメインである”コスパ”だけ知りたい方は、「まとめ」をお読みください。
葉っぱシステムの概要(変更後)
葉っぱの数による恩恵は3段階に分かれており、「ドラゴンの宝玉」が実装されたのちは以下の表のように変更されるとのことです。
葉っぱの数が0のときのデメリット
「刻印なしの装備」や一部特殊ダンジョンで手に入る「リズの調査ノート」が出なくなるほか、「捨てられし者の地」などの換金アイテムが非常に出にくくなる(出ない)と言われています。 また、ログアウトプレイ(キャラ毎に1日5時間まで)が出来なくなります。
葉っぱの数が200以下のときの特徴
ログアウト中やSafety Zoneにいる間、一定時間ごとに200まで回復していきます。
ドラゴンの宝玉(保護)の効果
「ドラゴンの宝玉」は、ショップにて4900円で販売予定です。 これを使用したキャラクターは30日間「ドラゴンの保護」というバフを得ることが出来ます。
「ドラゴンの保護」は、葉っぱ数が0になった場合の効果を葉っぱ1~200に変更する効果があります。 つまり、以下の画像のようになります。
主なメリット
長時間狩りをして葉っぱを使い切ってしまったとしても最低限の効率を得られる、という点です。葉っぱが201以上ある状態の57%のほどの経験値と75%のアデナ効率を確保できるため、例えば「10時間で葉っぱが切れてしまう」という人の場合、24時間狩りをした時の経験値効率は宝玉未使用時と比べて1.5倍になります。売れるアイテムも拾えるようになることも利点でしょう。
注意点
一方、この効果がキャラクター毎であることには注意が必要です。複数のキャラクターを育てているプレイヤーはこのメリットを生かしにくいかもしれません。 また、試練ダンジョンなど入場に葉っぱを消費するコンテンツも葉っぱが足りない場合は挑戦できないので注意が必要です。同じように葉っぱを消費していない場合は、狩りだけでは血盟経験値も溜まりません。
ドラゴンの宝玉のコスパを考える
では、「ドラゴンの宝玉」を買うべきプレイヤーはどのような人たちでしょうか。 一日の葉っぱの消費量別に計算してみました。前提
葉っぱの供給量について
一日の主な供給量は以下の通りとします。
- ミッション(700)+配布(900)=1600枚
- 「リズの調査ノート」によるドラゴンダイヤ製作1回=300枚
- ログインボーナス:500~1200,後半は毎日1200供給されるため、ここでは800枚とします。
- パッケージについてくる葉っぱが10,000枚、ダイヤが2000個。 月額ドラゴンダイヤを買ったとすると、9800*2+4550=24,150枚。
(1)~(3)より、一日あたり2700枚。 比較1ではこの前提で計算してみました。
また、「ドラゴンの宝玉」と同じ値段である「輝くドラゴンのダイヤモンドパッケージ(4900円)」で得たダイヤを使って葉っぱ(ドラゴンの高級・戦利品箱)を買う場合も考えてみます。
つまり、一日あたり更に約34,150/30=1138枚。 比較2ではこの前提で計算しています。
その他
ログアウト中は葉っぱが200まで回復するため、一日のスタートは200まで回復していると仮定します。つまり、24時間一人のキャラでログインし続けているプレイヤーは想定していません。 (その環境ならば「ドラゴンの宝玉」が効果的なのは明らかだろうからです)
ただし、実際はイベントによる配布やサブからの供給などがある場合も多く一日あたりの葉っぱ供給量はもう少し多くなるため、大まかな結論へは影響しないでしょう。
比較1
一日あたりの葉っぱ消費量別に、葉っぱ課金なしと「ドラゴンの宝玉」使用時の効率を比較してみました。
現時点で一日の葉っぱ消費量が6000枚~あたりの方は、ざっくり表現すると「常時葉っぱ(葉っぱ代月2.2万円)」を100%とすると、「宝玉(月4900円)」なら76%、「葉っぱ課金なし」なら54%の経験値効率となります。あくまで宝玉は効率の低下を防ぐアイテムなので、葉っぱ課金と比べるとやはり効率は落ちてしまいますね。
比較2
「ドラゴンの宝玉」を購入する代わりに、「輝くドラゴンのダイヤモンドパッケージ(4900円)」を購入し、そのダイヤで「ドラゴンの高級戦利品2個、戦利品1個」の葉っぱを購入した場合の比較です。
一日あたりの葉っぱ消費量が4500枚のプレイヤーまでは、逆に効率が下がっていることが分かります。大体一日あたりの葉っぱ消費が5000枚を越えない場合は、宝玉を買わずに葉っぱ課金をしてしまう方が効率がでそうですね。
まとめ
「ドラゴンの宝玉」は、万能のおススメアイテムではなく、一日の葉っぱ消費量が5000枚~を超えるようなプレイヤー向け。それ以下の消費量ならば直接葉っぱ課金をする方がコスパが良いため、購入する前に自分の葉っぱ消費量を調べておきましょう!
また、実際にはここで調べた経験値効率だけでなく、様々なプレイスタイル(例えば、傲慢の塔でレア狙いなど)があると思うので、仕様をチェックして自分なりの使い道を見つけるのも面白いかもしれません。
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